これだけは知っておきたい防犯用語
防犯対策に出てくる用語はそんなに難しい物ではありませんが、正しく理解しておけば、防犯対策の知識を取り入れるのに役立ちます。
今回は、最低限知っておきたい防犯用語の紹介と解説をします。
これだけ知っていれば、防犯対策の話をスムーズに理解することができるでしょう。
侵入犯の種類系の用語
空き巣
住人が留守の時に侵入して金品などを盗む泥棒のこと。
居空き
住人が在宅中に、気づかれないように侵入して物を盗む泥棒。
忍び込み
住人が就寝中に侵入して物を盗む泥棒。
居直り強盗
侵入した泥棒が住人にばれて、脅したり危害を加えて金品を
奪っていくこと。
侵入の方法系の用語
ピッキング
特殊な工具を使って玄関や勝手口の扉を鍵なしで開ける技術。
カム送り
ピッキングが鍵穴から解除するのに対して、カム送りはシリンダーを浮かせて、そこから特殊工具を入れて、鍵の本体を操作してロックを解除する方法です。
サムターン回し
玄関や勝手口のドアノブの横あたりに穴をあけて、そこから特殊な工具を入れて、直接サムターンを回してドアを解除する手口。
こじ開け
玄関のサッシなどの隙間にバールなどを入れてドアを破壊して侵入する手口。
打ち抜き、引き抜き
シリンダーをたたいて壊したり、もぎとって鍵を無効化します。
クレセントはずし
窓のクレセント錠の近くのガラスを小さく割って、ドライバーなどで突っ込み解錠する手口。
焼き破り
バーナーなどを使って、窓を破る方法。ほとんど音が出ない。
家の設備系の用語
ディンプル錠
くぼみなどで鍵の仕組みを複雑化させて、ピッキングしにくい鍵。
ルーバー窓
複数のガラス窓でおしゃれにデザインされた窓。ここから侵入されやすい。
指紋照合式ロック
登録された指紋認証がないと開かないタイプの鍵です。
電子錠
鍵穴がなくて、暗証番号やカードキーで開けるタイプの鍵です。
防犯対策に使うグッズ関連の用語
防犯砂利
加工された石とプラスチックなどが混ざっているもので、敷きつめると歩くたびに音がするようになります。深夜など静まりかえった場所では特に効果を発揮します。
防犯フィルム
窓ガラスを防備するためのフィルムで、窓が割れにくくなります。
地震などで窓が割れた時のガラスの飛散を防ぐこともできます。しっかりくっつくのに1ヶ月ほどかかるので注意が必要。
防犯ガラス
2枚のガラスの間に中間膜を入れたもの。割るのに時間がかかるので防犯効果が高いです。
面格子
窓を覆う外格子をさらに強化したものです。内格子を取り付けることによって、さらに強力になります。
ホームセキュリティ
防犯・防災・非常時などの緊急時に警備員がかけつけてくれたり、通報してくれるセキュリティシステムです。
その他の重要用語
CPマーク
警察庁、国土交通省、経済産業省、建物部品関係の民間団体で組織された官民合同会議で基準を決めた防犯建物部品として認定された商品に付けられているマーク。
侵入に5分以上かかることを試験で実証された防犯建物部品に貼られます。
ピッキング法
2003年9月に成立した法律で、簡単に言うと正当な理由がないのに鍵を開けるための用具を持ってはならないということです。
これには侵入に使うような破壊用具も含まれています。